シリーズ龍馬伝 ~最終回~

僕はねえ、

龍馬が大好きなんすよ。



もうハンパなく。



僕が25歳くらいのとき、勤めていた会社を退社し、実家に帰って(今の家だが)いわゆるニートってやつになった。

自分で何がやりたいかわからなくて、日々仲間と酒を飲んでは鬱積を晴らしていた。



どうにもわからなくて龍馬に聞こうと思った。


翌日バイト先に
「旅に出るから1ヶ月休みをくれ」
と言ったら断られた。


で、すぐバイトを辞めて旅に出た。



龍馬の足取りを辿る旅のつもりだった。



鈍行列車でゆっくり進んだ。

一泊目は、静岡の諏訪原城趾のそばだった。

ユースホステルに泊まる貧乏旅行だった。

ま、ここは龍馬とはまったく関係ない。

名古屋、岐阜、関ヶ原、彦根と進み、

何泊目かに京都に来た。



東山の霊山にある龍馬や幕末に散った志士たちの墓を詣でた。



神戸にも行ったし、土佐にも行った。


土佐は離れがたく、ここだけ二泊した。


長崎にも行った。

亀山社中跡にももちろんいったさ。



あのときは、なんちゃあ答えら出んかったが、その後もつねに龍馬を意識していた。


自分が27歳になったときは、龍馬が勝海舟と出会った歳だ。

なんて思ったり。

33歳になったときは、龍馬が死んだ歳だ。

と感慨深く思った。



2010年。

大河ドラマがどうやらやる気のようなので観てみると同時に、何度か目の龍馬がゆくも読み返した。

龍馬がゆくは、何度読んでも面白く、あっという間に読み終わってしまった。

また、泣いた。



さて、龍馬伝。

龍馬伝については、当ブログで何度も取り上げた。
(カテゴリーの歴史もの参照)

中盤当たりすこし面白くなったかなぁと思うこともあった。


ただ、ラストの5話はすべて早送りで観た。

音声も早送りのやつだったり、音声も出ない早送りのときもあった。



後半はうんざりだった。

ペコペコ謝ってばかりの龍馬。

西郷や桂のごときに罵声を浴びせられる龍馬。

ありがとぅございますぅ。

が口癖の龍馬。

後藤の手下のように成り果てた龍馬。

大政奉還の意味さえ間違った解釈。




もう、うんざりだったがぜよぉ。




でも、最終回ぐらいは観てやろうと思った。


観た。


が、思わず画面から目を背けた。


ラストまでは観られなかった。





四方八方から恨まれて、惨たらしく殺された龍馬。

あれじゃ、単なる皆の鼻つまみもんじゃんか。



原作者、脚本家、演出家、出演者、制作に携わるすべての人たちがきっと

龍馬のことが大嫌いなんだろう。


そういう描き方に思えた。



おもえば、いつも番組の最後に暗殺までのカウントダウンなんかをやって、まるで殺されるのを待たせてるかのよだった。


龍馬のファイナルは、大政奉還成るでよいはずだ。


なのに、完全に殺されるための物語のようだった。



うちは地デジ1chより早い時間に放送するNHKハイビジョンの方を録画するからわからなかったが、本放送では暗殺シーンでなんかのテロップの邪魔が入って苦情が殺到したと聞く。

バチがあたったんじゃい!

製作陣に天誅がくだったんじゃ!




僕は、今回の大河が始まる前にブログ上でこう言った。

いっそのこと制作をそっくり海外の外注さんに投げてしまえ。
その方がよっぽどいいものが作れるはずだ。

と。




ちょっとでも期待したおいらが馬鹿だった。


おれの龍馬をめちゃくちゃにしやがって。





坂の上の雲も少し褒めたことがあったが、もうやめろ!

司馬さんはテレビでやってくれるなと言っていたじゃないか。

原作者の意志に背くな。




NHK。

おまんらぁ、ゆるさんぜよ。

再放送の繰り返しとパクリばっかで高けえ金獲りやがって。
[ 2010/12/01 09:03 ] 歴史もの | TB(0) | CM(0)

シリーズ龍馬伝~清風亭会談~

今回も微妙なニュアンスに違和感がありますな。



過去記事(こちら参照)で、致命的に決裂した龍馬と後藤の関係を、どう描くんだろう?

と疑問を投げかけた。



結局、この回では和解にはいたらなかった。(ような気がする)



幕府の権威が急速に失墜する中、したたかな土佐の藩父・山内容堂公は薩長へ近づけと後藤へ命ずる。

しかし、薩長への太いパイプ役であった武市ら勤王党は、後藤自らが滅ぼしてしまった。

そこで目をつけたのが龍馬というわけだ。

何とも虫がよすぎる話だ。

ちなみに商人が相手にしてくれないというくだりは、ありえない話だから無視だ。



一方龍馬は、薩長が乗り気でない大政奉還を、土佐にさせようと後藤に近づく。



なるほど、それで大政奉還という最終カードを早出しした訳か。

それはどうかな?




気に食わない点。


龍馬がまず後藤に頭を下げて、「様」付けで後藤を呼んだこと。

これは、イラッときたね。

これは解釈にもよるのだろうけど、龍馬はすでに藩を脱していて、薩摩や長州という大スポンサーをバックに持つ一大勢力の頭領だ。

土佐の田舎家老の小さな権勢が及ぶところではない。

司馬さんの解釈通り、龍馬が上座に自然に座り、後藤のことを「貴殿」と呼ぶのが相応しいのではないか。



あと途中で龍馬が流した一筋の涙。

ありゃ何だろう?

それと会談終了間際のへらへら顔で握手を求める龍馬。

頼ムカラ、止メテクレンカネヤ




お互いが利用し合いたいのを、龍馬の方はちょっとずる賢く大政奉還というカードを隠しておくことにしておけば、龍馬サイドが有利な立場に立っていて、あのようなシーンにはならなかったはずだ。



確執を水に流して、天下の為に共に手を組もうということであれば、上士らも社中のメンバーも納得するはずだ。



さらに付け加えるならば、

龍馬が後藤の横っ面をはり倒して

「これで、勘弁しちゃらぁ」

で、武市の恨みと社中のメンバーの鬱憤を晴らしてやれば、なおよかった。

それを後藤が許すことで、龍馬らの必要性も上士らに植え付けられるだろう。




ところで溝渕のおんちゃんが出なかったが、この日の為に初期から登場していたんじゃなかったの?

あの人がキーマンなのかと思ってたぞ。
[ 2010/10/06 08:43 ] 歴史もの | TB(0) | CM(0)

シリーズ龍馬伝~大政奉還~

龍馬伝もファイナルシーズン(笑)に突入したね。


ファイナルシーズンの出だしは、おいらがシーズン3の最終回と予想した馬関海戦。

ああいうシーンはお金が掛かる為かダイジェスト程度であっさり終った。



でも、やはり龍馬は船上でこそ輝いている。

「政治らぁ片手間で、海軍が本業やき」
と言わんばかり。

もうちょっと見たかったなぁ。



そして、いつも気になる脚本なんだが、

ちょっと早く出し過ぎじゃないか、大政奉還。

あっと驚く秘策を、こうも早く出しちゃっては物語的にも面白くないですろぅ?

これは薩摩・長州すらも出し抜く最終兵器。

もっと温存しておくべきだったのでは。




気になること。

第二次幕長戦争でも大村益次郎(村田蔵六)はでてきませんか。

まぁ龍馬には直接関わりがないからかも知れないけど、この時期ちらっとでも出てきたらうれしかったなぁ。

「庶民から新しい時代が成るのだ」

なんて台詞は、サムライで、しかも藩のエリート階級の高杉さんや木戸さんが言っても説得力が無いからねぇ。

蔵六さんのような階級社会を憎悪していた人が言ってこそ、意味があるのだと思う。



それとなかなか姿を見せない薩の大久保一蔵さん。

薩摩藩が第二次長州征伐(幕府側の呼称)の参戦を断るあたり、彼が暗躍しているよね。

薩摩の黒幕と言っていいこの人をなかなか登場させない意図は?

気になりますなぁ~。

最後まで出て来ないってことはないよね?



大久保繋がりで、龍馬の同志であるはずの幕府官僚・大久保忠寛さんも出て来ないねぇ。

あれ? 出てきたっけ?

勝さんや春嶽さんとならぶ龍馬の理解者であり庇護者のひとりで、思想がかなり龍馬と近い人だけに出てきて欲しいね。

ただし、じじぃの役者はやめとくれ。40代なかばなんだから。




司馬遼太郎いわく、龍馬も高杉さんもこの国の混乱を収める為に、天が遣わした使者だという。

それぞれその役割を終えたとき、天は惜しげもなく召し返すのだと。


脚本家さん、演出家さん、高杉さんにかっこいい花道を。

病床でガクッなんてのはやだぜ。

男・高杉、綺羅びやかな死を。



そして天よ、その話が本当ならば、今一度使者をにっぽんにお遣わし下され。

今度は馬関海峡ではなく、東シナ海へ。


あれ? ちくと過激だったかねや?
[ 2010/09/29 09:30 ] 歴史もの | TB(0) | CM(0)

シリーズ龍馬伝~時勢~

数日遅れで龍馬伝を見ました。

前回、次週は馬関海戦と予測しましたが、ハズレでした。

シーズン3完結などと銘打っているから、中盤のクライマックスで盛り上がるのだろうと思っていたのだが、なにやら先週に引き続きぜんぜん盛り上がらなかった。

脚本家さん、どうなのかえ?

やっぱり、先週を京都で療養~鹿児島(所謂新婚旅行)~プロポーズのまったり回にして、

今週を内蔵太の死と馬関海戦で幕府が負け、いよいよ時勢が動き出すみたいなカタチの方が盛り上がったような気がするが…。

それと、すでに龍馬が反戦的な姿勢になっているのに違和感を覚えた。
この段階ではまだ幕府は強大で、長州をいかに滅ぼさずにっていう段階なのだから、長州贔屓の龍馬は主戦論だったはず。
反戦的になるのは、幕府の力が相当弱まって、薩長と全面戦争になりかけてからだ。
その辺の微妙だけど大事な時勢がわかってないと思う。


時勢といえば、後藤象二郎の動きが活発になってきた。

土佐藩は実に優柔不断である。

尊皇派が幅を利かせている時は、武市ら勤王党に働かせて、
尊皇派が八一八政変で失脚すると、今度は武市らを粛正した。

そしてまた薩長が手を結び、時勢が尊皇派(この呼び名がややこしい)に傾くと、後藤は龍馬などに接近する。

尊皇派、佐幕派なんて呼ぶけれど、この時代に尊皇思想でない人はいなかったはずだ。
ただ、尊皇の中でも反幕的か親幕的かで大きく違って来る。
尊皇は文字通り皇家を尊ぶ。
これが反幕的な行動になると
皇家に勤しむ、つまり勤王になる。


土佐藩は第二次勤王主義に変わろうとしている。
ただ武市瑞山が率いる土佐勤王党はもはや壊滅状態だ。
吉村寅太郎の脱藩組も大和で散り、龍馬ら海軍組も土佐藩とは縁を切った状態だ。

勤王党なきあと、土佐藩を陰で導いているのは中岡慎太郎だった。
土佐藩の絶対君主である山内容堂。
その側近たちを尊皇思想に感化させた中岡の功は大きい。
龍馬にしろ、中岡にしろ、師であり友である武市を殺した上士どもと手を組むには、相当の覚悟と我慢が要ったと思う。
それを乗り越えたのは、にっぽんを変えたい、救いたいという強い意志があったからに違いない。

先を読んで薩長についた土佐藩は、優柔不断だったが賢明だった。

ただ、優柔不断なのは土佐藩に限った事ではない。
尊皇攘夷の総本山、水戸藩も尊皇派と佐幕派で暗闘を繰り返し、ついには人材が底を尽きて歴史の表舞台から消えていなくなってしまった。
長州藩でさえ、一時は尊皇派は粛正され佐幕派の牛耳る時期もあった。
これは高杉らのクーデターによって覆ったが…。

とにかく、この時代どの藩も、幕府に味方した方がよいのか、朝廷をとりまく尊皇派についたほうがいいのか決めかねていた。



あれから百数十年たった現代でも、くだらない党派の政争や派閥の暗闘を繰り返している。

私たちは目先の利益を追求するあまり、先の先を見失っていないか。

あらためて深く考えてみる必要がありそうだ。
[ 2010/09/23 08:41 ] 歴史もの | TB(0) | CM(2)

シリーズ龍馬伝~プロポーズ!?~

龍馬が、所帯を持ったがぜよ…。

あ~いきなりびっくり。
そんなタイミングなんだぁ?
予想外。


今週の龍馬伝は、消化日か?
要するにプロポーズ以外内容がまったくない話でした。


おいらの予想では、
なかなか傷が癒えない。
     ↓
西郷さんが提案。
薩摩の温泉で傷を治してたもっせ。
     ↓
手の自由が利かず、お龍に同行を願う。
まぁ、つまり介護だね。
     ↓
龍馬の世話を甲斐甲斐しくこなすお龍。
     ↓
龍馬、そんなお龍の姿を見て
惚れてまうやろっ!
     ↓
傷もだいぶよくなり、薩摩を出て長崎へ戻ることに…
     ↓
うちは寺田屋へ戻らなあかんのやろか…
寂しい顔のお龍
     ↓
龍馬、たまらず
一緒に長崎まで行こうねや
つまり、プロポーズ。


こ~んな感じを想定していたんだけどな。
ま、竜馬がゆくでも龍馬伝に近い感じだったかな。

そのあとの展開はよく分からんかった。
お元のくだりも、長崎商人たちのくだりも、高杉晋作のくだりもあまり意味があるようには思えんかったなぁ。

予告編によると次週はシーズン3(笑)最終回らしい。

予告映像からすると、馬関海戦をやるのかな。
同時に例の新婚旅行もやるみたいだけど、タイミング的には社中のメンバーに一大事が起きるはずだよね。

今週がこんな中だるみで、次週は詰め込みすぎな予感がするが、ええんかねや?
今週新婚旅行でのんびりした回にしちまって、次週風雲急を告げる回にした方がよかったような気がする。

ま、次週を見てまた批評しよう。
[ 2010/09/14 16:51 ] 歴史もの | TB(0) | CM(0)