(3)FOES号⇔CHROMAG号 フレームスワップ日記その3 Fサス編

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『FOES号』『CHROMAG STYLUS』フレームスワップ(交換)日記のつづき。


 

今回はFサス(フロントサスペンションフォーク)。



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Fサス(フォーク)はヘッドパーツのトップキャップとステムを外せばスルッと抜ける。


移植する方の新しいフレーム側に旧フレームと同じヘッドパーツが付いているならば、このまま逆の手順でつければ移植完了だ。


新しいフレーム側にヘッドパーツが付いていなければ、ヘッドパーツも移植しなければならない。


今回は新しいフレーム『CHROMAG STYLUS』にはヘッドパーツが付いている。

しかも旧フレームと同じメーカーの“クリキン(CHRIS KING)”社製のヘッドパーツがついてる。



でも、簡単差替え移植は不可能。

なぜ、簡単差替え移植できないかって?


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それはこのヘッドチューブの形状。


上(天)側の径と下(地)側の径が違う。

下(地)側の径の方が太いのだ。

近頃流行りのようだ。


本来なら中に入るFサスのコラムも

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※画像は拝借

右の様にテーパー状のものを使い、剛性を高めるのだそうだ。


ちなみに左のがそもそも『FOES号』についていたFサスと同規格のコラム径。

『FOES号』のヘッド&Fサスも剛性を高めるために太くなったオーバーサイズ(1-1/8)と呼ばれる規格であったのに、さらなる剛性を求めてまた規格を変えてきたのか…。



テーパーコラムのFサスを新調すりゃいいんだろうけど、新品で買えば10万以上する。

そんなの無理!



ってことで裏ワザ。

異径ヘッドに「これはテーパーコラムだよ♪」って騙して入れてしまう。


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このパーツ、つまり「下玉押し」を太径ヘッド用のものに変えてやればいいのだ。


この答えにたどり着くのに2週間かかった。


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Fサス(フォーク)に付いていたクリキンの「下玉押し」を外す。


以前GT号でやった作業だが今回はわりかし簡単に外れた。


専用のツールを使えば外した「下玉押し」は再利用可能だが、そんなものは持ってないので力技で外した下玉押しはこれにて引退だ。


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そしてこれが異径ヘッドを「おいらテーパーコラムだよ」って騙すための「下玉押し」。


国内ではあまり出回っていないようだ。

海外のサイトを色々ぐぐってここにたどり着いた。


ちなみに英語では「デヴォリューション(DEVOLUTION)」と呼ぶらしい。


DEVOLUTIONをネットで翻訳すると

権限委譲

だそうだ。



ネットでこの「権限委譲下玉押し(Devolution Baseplate)」をぽち。

これだけでもオーバー3千円。

さすがクリキン。



早速「権限委譲下玉押し」をインストールしよう。

「THIS SIDE DOWN」って書いてあるからにゃ、その面が下(地)側になるはず。


だが、実際ヘッドチューブに圧入された下ワン(ベアリングが圧入された下側ヘッドパーツ)に、この「権限委譲下玉押し」を押し付けてベアリングの回り具合を調べると、どうも天地逆に付けた方がしっくりくるんだな〜。

悩んでネットでググっても国内にはそのことに触れるサイトは一切なし!

英語のサイトを辿って辿って答えは出ず1週間。


結局「THIS SIDE DOWN」を信じてその通りに組むことに。



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組むと言っても、この「権限委譲下玉押し」をコラムにセットし、塩ビ管を通してハンマーで叩いて圧入するだけ。

※本当は塩ビ管じゃなくて「クラウンレースインストール」というツールを使う。


これで異径ヘッドに対応したので、あとは抜いたのと逆の手順で新フレーム『CHROMAG STYLUS』に入れてやるだけ。



しかし、『FOES号』より『CHROMAG STYLUS』の方がヘッドチューブが短いらしく、コラムが突き出てしまう。

通常こういう場合、コラムをカットするか、スペーサーを入れてやるかのどちらか。

切ったら戻せないので後者の方を採用することに。


というわけでコラムスペーサーが必要になり、ここでもまたパーツ取り寄せで保留。


つづく。
[ 2017/08/06 14:34 ] ちゃり(MTB) | TB(0) | CM(0)