龍馬伝第2部終了。
脱藩浪士を多く抱え、かつ池田屋事件の中に塾生(望月亀弥太)がいたということで神戸海軍塾(海軍操練所)が閉鎖となってしまいました。
龍馬の青春時代は千葉道場と神戸海軍塾でしたから、これで龍馬の青春時代は終わりいよいよ歴史のうねりの中に身を投ずるわけです。
さて、行くアテのなくなった脱藩浪士たち。
龍馬伝では、龍馬と沢村惣之丞、近藤長次郎、高松太郎、紀州脱藩陸奥陽之助、ともうひとりの計6人いますね。
龍馬がゆく(司馬遼太郎著)を読み返してみると、残された脱藩浪士は20人ほどとなっています。
どちらが正しいのかはわかりませんが、ずいぶん少ないですね。
とりわけいなくて不思議なのが、同郷の菅野覚兵衛(すがのかくべえ)。
お龍さんの妹を娶るので、龍馬の義兄弟となる人で、亀山社中でもわりかし出番の多い人だと思うのですが、まだ出てきていません。
もしかして、6人の中の不明の人が菅野覚兵衛?
だとしたら扱いが小さいような気がするし…
西郷との対面は司馬龍馬と違って少しぴりぴりしたものでした。
この辺も後藤同様のちのちの布石なのでしょうか…?
なんつったってラストの犯人が分かっていないのですから、作家によってどう解釈するのか勘ぐってしまいます。
見廻組説、新撰組説、西郷黒幕説、後藤黒幕説(これはないと思うが…)…。
物語にはなんの関係もないので、どうでもいい事なのですが、やはり気になります。
次回は長崎ですか。
僕は龍馬が大好きなので、20代前半のころ普通列車で一人旅をし、龍馬の足取りをたどりました。
京都東山霊山、神戸、土佐高知、下関、長崎、萩…
鹿児島もいく予定でしたが、なんだか熊本でUターンしちゃいました。
亀山社中あとは小さな小屋のようでビックリした記憶があります。
今ほどではありませんが、当時も龍馬ファンは沢山いて、お墓も高知の龍馬資料館も亀山社中も人で賑わってました。
物語が進んで行くという事は、死へ近づいて行くということなので少し寂しいですが、第3部、楽しみです。