シリーズ龍馬伝~薩長同盟~

一日遅れで龍馬伝を見ました。

いよいよ龍馬の最初の大仕事、薩長同盟成立のようなので楽しみにしていたが、なんかちょっとアッサリしてましたな。

薩長が手を握るという事は、半ば維新が成ったといっても過言ではないほどの大事件のはず。
薩摩が明治維新のキーマンである事は明白で、さきの禁門の政変(8.18政変)で長州が都より追い落とされたのも、薩摩が俄に会津と結んだためで、幕末という時期は常に薩摩が付く方に分があるのだ。
その薩摩が、今度は幕府と会津を見限って、長州と手を結んだのだ。
この先、幕府は急速に落日に向かっていくのである。

僕は同時進行で司馬遼太郎著「竜馬がゆく」を読んでいる。
竜馬がゆくを読むのはこれで多分4度目かな?

司馬竜馬と内容が違ってしまうのはしょうがない。
だって、同じだったら盗作疑惑になっちゃうもんね。
でも、史実はひとつだから確かな物は共通していたもいいはず。
例えば、前にも書いたが、山内容堂や松平春嶽や勝海舟や吉田東洋などの重要人物が実年齢よりもずっと上の設定である事。
年齢は、資料があってまぎれもない事実なのだから、あえて脚色する必要はないと思う。
いやむしろ脚色して悪い方に転がってしまった。

資料にない細かいところは作家さんや脚本家さん、演出家さんの捉え方で書いてもいいと思う。

でも、今回のはどう考えても意味が分からん。

1.薩長同盟という大事業が成る前夜に、なぜ弥太郎だ出てきて、しかも歴とした土佐藩士なのに、新選組に捕まって拷問を受けなければならないのか?
2.そしてその新選組が、なぜ見廻組から蔑まれなければならないのか?
3.なぜ弥太郎は竜馬を新選組と見廻組に売ったのか?
4.その弥太郎を、龍馬はなぜ薩長同盟という大仕事を前に助けにいかなければならないのか?

1.は、そもそも新選組は浪士を取り締まる組織で、諸藩の藩士をしょっぴいたり、取り調べをする権利は一切なかったはず。これは治外法権という物だ。
まして、土佐藩の重臣であった後藤象二郎の使いであれば重大な政治問題に発展しかねない事なのだ。
脚本家さんはその辺の当時のデリケートな政治情勢をまるで把握していないようだ。

2.は、新選組局長である近藤が、見廻組の与力かなんかに土下座して足で踏んづけられるシーンだが、たしかに新選組は浪士集団で見廻組は直参旗本や御家人の子弟からなっている。
だからといって、新選組が見廻組の下風に立たされる解釈は疑問である。
新選組は、すでに池田屋事件で名を挙げて、さらに禁門の変では長州を相手に戦を経験し、旗本のお坊ちゃんなどでは太刀打ちできない恐ろしい集団と化していたと思えるからだ。
近藤がこの後龍馬とどう絡むのかは分からないが、このシーンの真意がかわからない。

3.弥太郎が薄れる意識で龍馬の事を口走り、それを聞いた近藤が京都守護職であり会津藩主の松平容保に注進するのである。
これではまるで弥太郎が龍馬を売った事になるがぜよ。
そういう解釈でええのかえ? 脚本家さん?

4.で、その龍馬を新選組に売った弥太郎を、大事業を目の前に控えた龍馬が助けにいく。
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どういても意味がわからんがじゃ。
で、その弥太郎を寺田屋に連れて行く?
次週予告によると来週龍馬は幕吏に襲われるがぜよ。
そこに弥太郎が居合わせるがかえ?

なんちゃあ、ようわからん。

で、結局最後の方の薩長同盟はなんか薄ぼんやりした印象になってしもうたがぜよ。

大事な局面やきにしっかり頼むねや。
脚本家さん、演出家さん。
[ 2010/08/30 18:09 ] 歴史もの | TB(0) | CM(0)

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