シリーズ龍馬伝~清風亭会談~

今回も微妙なニュアンスに違和感がありますな。



過去記事(こちら参照)で、致命的に決裂した龍馬と後藤の関係を、どう描くんだろう?

と疑問を投げかけた。



結局、この回では和解にはいたらなかった。(ような気がする)



幕府の権威が急速に失墜する中、したたかな土佐の藩父・山内容堂公は薩長へ近づけと後藤へ命ずる。

しかし、薩長への太いパイプ役であった武市ら勤王党は、後藤自らが滅ぼしてしまった。

そこで目をつけたのが龍馬というわけだ。

何とも虫がよすぎる話だ。

ちなみに商人が相手にしてくれないというくだりは、ありえない話だから無視だ。



一方龍馬は、薩長が乗り気でない大政奉還を、土佐にさせようと後藤に近づく。



なるほど、それで大政奉還という最終カードを早出しした訳か。

それはどうかな?




気に食わない点。


龍馬がまず後藤に頭を下げて、「様」付けで後藤を呼んだこと。

これは、イラッときたね。

これは解釈にもよるのだろうけど、龍馬はすでに藩を脱していて、薩摩や長州という大スポンサーをバックに持つ一大勢力の頭領だ。

土佐の田舎家老の小さな権勢が及ぶところではない。

司馬さんの解釈通り、龍馬が上座に自然に座り、後藤のことを「貴殿」と呼ぶのが相応しいのではないか。



あと途中で龍馬が流した一筋の涙。

ありゃ何だろう?

それと会談終了間際のへらへら顔で握手を求める龍馬。

頼ムカラ、止メテクレンカネヤ




お互いが利用し合いたいのを、龍馬の方はちょっとずる賢く大政奉還というカードを隠しておくことにしておけば、龍馬サイドが有利な立場に立っていて、あのようなシーンにはならなかったはずだ。



確執を水に流して、天下の為に共に手を組もうということであれば、上士らも社中のメンバーも納得するはずだ。



さらに付け加えるならば、

龍馬が後藤の横っ面をはり倒して

「これで、勘弁しちゃらぁ」

で、武市の恨みと社中のメンバーの鬱憤を晴らしてやれば、なおよかった。

それを後藤が許すことで、龍馬らの必要性も上士らに植え付けられるだろう。




ところで溝渕のおんちゃんが出なかったが、この日の為に初期から登場していたんじゃなかったの?

あの人がキーマンなのかと思ってたぞ。
[ 2010/10/06 08:43 ] 歴史もの | TB(0) | CM(0)

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