南へ北へ


無精髭がふたり南へ向かう。



冬至を越えて幾日も経つというのにこの暖かさ。



無精髭の男たちに不安がよぎった。



到着した第一級ポイントには、常夜灯のともし火はなく、釣人はひとりもいなかった。



それでも無精髭の男たちは果敢にロッドを揮う。



眼下にいるであろう春告魚の姿を胸に描いて。



男たちはやがて北へ向かって動き始めた。



たどり着いた漁港は普段なら大勢の釣人で賑わっているはずだった。



だが、この日はひとりもいなかった。



ただ、海面が車のライトに照らされたとき、夥しい数のベイトが沸き立ったのには心を躍らさせられた。



男たちはさらに北へ進んだ。



次の漁港では風と闘った。



前へ投げても後へ行く。



次の漁港は砂浜に近く、水が濁っていた。



一尾の大きな鱸が男たちを迎えてくれた。



悠然と男たちの前を泳ぎ、目前を通り過ぎる疑似餌には見向きもしなかった。



次の港では、何を釣りにきたのか自身でもわからない釣り好きご家族と、男たちとほぼ同郷の烏賊釣り紳士と言葉を交わした。


海中にある集魚灯が寂しくと灯っていた。



男たちは、最後の望みをかけて炭素繊維の竿を揮った。



やがて男たちは力尽き、暖かい布団の待つ家路へとついた。



男たちは再び南へ向かうであろう。



なぜなら、彼らはハンターだから。








男のひとりは写真の1枚すらなかったので、ポエム調な記事を書いてごまかしたという。


[ 2011/11/19 21:28 ] 釣り ボウズorz | TB(0) | CM(6)

残念!

ランガンしてもダメでしたか~
やっぱり関東全域ダメだったのですね(涙)
またきっといい日もあるさ!(と思いたい)

[ 2011/11/20 00:30 ] [ 編集 ]

おつかれさま!

北方謙三かとおもいました。

[ 2011/11/20 08:25 ] [ 編集 ]

BBさん

風はありましたが、暖かくていい夜だったのですが、どこへいっても信じられないくらい人がいませんでした。
この変な気候のせいですかね~
[ 2011/11/20 08:40 ] [ 編集 ]

一発屋さん

お疲れさまです!
いつもオンブにダッコですみません!
釣果はさっぱりでしたが、ランガン楽しかったっす。
僕はいつも人の記事を見て、釣れ出したら行くズルい釣りなので、勉強になりました。
きっと次回はダブル一発発動です!
[ 2011/11/20 08:46 ] [ 編集 ]

HANZOさん、お疲れ様でした。
一人だと心が折れているところでしょう。
友は大事ですね。
[ 2011/11/20 20:45 ] [ 編集 ]

☆にょろりさん

ひとりでしたら、あんな遠いところよういけません。
最近なんか自分が疫病神なんじゃないかと思うことがあります。
おいらと一緒に行くと釣れないみたいな。
う~ん払拭したい。
[ 2011/11/21 12:21 ] [ 編集 ]

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